自分の思いを言葉にするのが下手なので、セラピールームMissing Pieceが大切にしている何かを、絵本作家の葉祥明さんの詩から感じて頂けたらと思います。
『ふれあいは奇跡をもたらす』
「ふれること」、「ふれあうこと」は、
人と人とのコミュニケーションの
最も基本的な行為です。
手と手、身体と身体がふれる時、
人は、その温かさや柔らかさに、
心地よさと安心感を覚えます。
「ふれること」、「ふれあうこと」、それは、
いのちと愛の交流に他なりません。
本来、人も動物も、愛するものにふれたい、
ふれられることで
愛されていると感じたい、と願うもの。
しかし、現代社会では、
そんな生物としての根元的な欲求が
満たされにくくなっています。
私たちは、あまりにも、
互いによそよそしくなってしまいました。
病気の苦しみ、身体の痛み、
愛されないことの悲しみ、
孤立無援でいることの心許なさも、
誰かにふれること、ふれられることで、
必ずや癒されるでしょう。
人は、ふれることで
奇跡さえ起こすことができるのです。
葉 祥明